二酸化炭素濃度の問題は、もはや自分のために1人1人が対処する時代である。




本日、LAVAにてレッスンを受けていた時のこと。
今回はヨガと筋トレ、そしてボクシングを融合させたような内容で、比較的きつめのレッスン。

それが、いつもよりかなり体力的に厳しい、、というか、いつもより人数がかなり多くて、酸素が足りずに呼吸がしにくいような状態になっていた。

『多分、これは4000ppm以上だな、、まずいな、、、』
とレッスン中に感じていた。(身体への悪い影響はなかったのだが)

そして、こう思ったのだ。(レッスン中だが)

『いやいや、ppmの減少のための施策って、国単位じゃなくて、会社単位、個人単位で取らないとまずいよね。』



というのも、最近弊社では二酸化炭素測定器が導入され、オフィス内で二酸化炭素濃度を測定しているのだ。
おそらく、そのような会社はまだあまりないだろう。


導入しているのは、こんな機械。























そもそもこの数値の基準が分からないと思うので、数値基準表を引用する。

ーCOとCO2濃度の人体への危険度に関して/株式会社リエロ・ジャパン
http://www.rielloburners.co.jp/measuring/


ちなみにすでに大体どれくらいの換気でどれくらいの呼吸具合でなんとなくの数値が分かってきたのだが、弊社(7人くらいの小さな会社のオフィス)で大きな窓(壁一面)を開放して20分ほどするととても良い換気状態となり、上記のように500ppmほどになる。

だが、窓を閉じるとすぐに以下の画像のように800ppmへ、そして気がつけば1000ppmを超える。
弊社の勝手なる調べだと、1000ppmを超えると、単純作業をしている場合、眠気が少しやってくる感覚を得る。



もっと上の数値だと、会社の全メンバー(7名ほど)で窓を開けずに1時間打ち合わせをすると、大体2000ppmを超える。
上部の表だと、『頭痛、眠気、倦怠感、注意力散漫、心拍数の増加、吐き気の発生』が生じるレベルである。


また、この前の250名参加の主催イベント時には、350名ほどが入る会場で、開催から1時間半で3000ppmを超えた。それが以下の画像である。
(この測定器では、3000ppmまでしか測定できず、超えるとHと表示される)



この時、私はまだなんともなかったのだが、スタッフの1人が少し足元がふらついたと言っていた。もしかしたら、二酸化炭素濃度の影響もあったのかもしれない。


さて、とまあ、完全に体感値ではあるが、確かにこの二酸化炭素濃度が集中力や体調にかなり関連していることが分かってきた。

最近の弊社では、毎日この数値を測定しながら換気をしたり、数値を見ずに数値を当てたりして雑談していたりする。


ちなみに気象庁の調査だと、現在の二酸化炭素濃度の平均は400ppmを超えているらしい。

ー気象庁の観測点における二酸化炭素濃度および年増加量の経年変化
http://ds.data.jma.go.jp/ghg/kanshi/ghgp/co2_trend.html

また、その数値を随分昔と比べてみると、工業化以前(1750年頃)の平均的な値とされる278ppmと比べて、44%増加しているそうだ。


環境問題に関して何か勉強したこともないので特にこれについて書けることはないが、少なくともその濃度が高まることで人体に影響があることは、最近ものすごく実感値がある。

最近ではオフィスを綺麗にしたり、かっこよくしたりすることで自社のブランディングをしたり、1人1人の生産性を高めようとしている企業が増えてきている。
でも、それだけでなく、いかに良い空調を実現するか、いかに二酸化炭素濃度を下げるか、そのような観点でオフィスの設計をすることが、生産性の向上に繋がるのではないか。最近それをすごく思う。



ということで、弊社は引き続き二酸化炭素濃度を下げるための施策を打ち続ける。
そして、我が住環境でも空気の調整をしっかりといくつもりだ。
(ちなみに、弊社調べだと多少植物を増やしただけではあまり効果がない。外気を取り込むのが一番効果が高い。)

冒頭に記したLAVAでも、ぜひ何かしら実施していただきたい。
今日のレッスンでの二酸化炭素濃度は正直結構高すぎたと思う。体調を崩してレッスン中に倒れる人が続出するのは、良いことではないだろう。




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