茶の道を始めたのは、意外と結構雑な理由。




私が茶の道を学び始めた時の話をすることにします。

ちょこまか触りだけは幼少期から行っていましたが、抹茶を本格的に学び始めたのは18歳の春。
大学入学と共に茶道を始めました。
また、煎茶はもう少し早く、大学に入る前からの開始。


抹茶を点てるお点前、これは基本的にみなさんもよくテレビや雑誌などで見て認識されているであろう"茶道"を指します。
また、煎茶を淹れるお点前のことを"煎茶道"と言いますが、これはあまり認知されていないもので、こちらを御覧の方もほぼ誰も知らないでしょう。日本全国の自宅で淹れるいわゆる"日本茶"や"お茶"はこの煎茶にあたり、この煎茶を淹れることを定型化したものが、"煎茶道"です。

以下にGoogle画像検索の結果を示しますが、それぞれイメージつきますでしょうか?


ー茶道イメージ



ー煎茶道イメージ



さて、これらにはそれぞれ異なる歴史があります。
茶道の根本は鎌倉時代あたり、しっかり茶道として確率したのは室町時代。
煎茶道の根本は結構最近で、江戸時代中期くらいからです。

茶道や煎茶道の歴史などなど本当は紹介したほうが良いと思うのですが、基本的な歴史の情報だなんて検索すればすぐに分かる時代なので、最低限以外は全部省きます。
このブログで書くのは、私独自の考えや、検索しても出てこないような内容です。


※なお、歴史は例えば以下のURLをクリックしていただくと、概略くらいはすぐに分かりますので、ご興味のお有りの方はぜひ。

ー日本でのお茶の歴史ーお茶百科
http://www.ocha.tv/history/japanese_tea_history/

ー煎茶道について
http://jfg.jp/green/news/repo_senchado.html



さてさて、話を戻しましょう。
私がなぜお茶を始めたのか、今日はそれを書きましょう。


■茶道を始めた理由

当ブログでも何度か言及しているように、私の生まれた家は祖父はじめ、日本文化全般を趣味にしている人が多い家でした。お能やお琴、茶道や華道。そして、家業である建築もあるので、日本建築などなども。
ゆえに、日本文化をいわゆるとっつきにくい文化だと捉えず、「まあ好きな人だったらみんなやるよね」と思っていたのです。
なので、茶道だとか、その世界にどっぷり入っていくことに特に壁はなかったのです。

ただ、私が茶道をしっかり始めたのは結構偶然と言えば偶然なのです。

私は中学生くらいからずっと弓道をやってみたいと思っていました。小さい頃から、あの道着に憧れていたのです。
ただ、私が通っていた中高には弓道部はなく、中高で部活に入らないという選択肢はなく、バドミントンを必死でやりました。
そこで、大学に入ったら是非とも弓道をやって見たいと思っており、入学したタイミングではそう思っていました。

ですが、私が入った大学の弓道部はかなり強くて初心者で入るのは難しかったのです。
どうしようかなーと思っているところ、ふと声をかけてもらったのが、茶道部でした。
やったことあるしな、と思いふと行ってみたら、4学年の中に男性陣がほぼおらず、半強制的に入部届に印を押させられたというのが私の茶道生活の始まりでした。

こうして思い返してみると、かなり無理やりな感じだったのですが、これが私の人生を大きく変えた出来事だったように思います。


■煎茶道を始めた理由

煎茶道と言いつつ、私が行ってたのは正確には煎茶道ではないのです。
私は高校を卒業した日から、煎茶の専門店で働き始めました。それが始まりです。

そこは煎茶の茶葉や煎茶に使う道具を売っているお店でして、シンプルにそこに興味があった、、、わけではなく、お店で売ってるソフトクリームたちが本当に大好きでして。笑
お店で働き始めたらそのソフトクリームたちをたくさん食べれるかなあくらいのかなり雑な理由で働き始めました。
確かに小さな頃から煎茶に触れていたので自分の選定基準になっていなかったわけではないと思うのですが、「お茶がやりたい!」と思って働き始めたわけではありません。

そういう、結構適当な感じでこちらも始まったのです。


さてさて、そんな感じで今日は以上にて。
お茶についての話を始めたわけですが、これをどう30日間進めていくのか。。。



ちなみに、最近以下の記事をアップしたのでお知らせ。
三癸亭煎茶道の3代目家元をお父様に持つ、伊賀さんへのインタビュー記事・
大手企業を経て、SNSで若い女性の心をつかむテーブル煎茶レッスンを始められた背景と、その可能性について、表参道のサロンにてお話を伺って来ました。

ぜひ、ご笑覧あれ。
(以下の写真の右が伊賀さん。左は一緒に諸々進めているパートナーの栗林スタニスロース薫。)


03 現代に生きる女性に必要とされるこれからの煎茶とは|一般財団法人 煎茶道三癸亭売茶流 / MY SENCHA SALON 主宰 伊賀満穂
http://www.nipponcollection.com/nc-interview/03_michihoiga

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