結婚パーティーに参加して高クオリティな余興を見ていたら、「心の知能」の3D化モデルを思いついたという話。
今宵は、東京は麻布に位置する会員制の社交クラブで開催された、学生時代の友人の結婚パーティーに参加してきた。
彼女とは、３つの場でそれぞれ仲間として一緒に動いていたことがある。
同じNPOに所属していたのと、一度かなり大きなイベントを何人かで一緒にやったのと、一緒に京都で住み込みをして一緒に働いていた。我々以外は全てメンバーが被っておらずだ。そう考えると、結構思考も興味も似通っていたのかもしれない。
付き合いももう６年ほどなのだろうか、彼女の幸せそうな表情を見て、とてもとても嬉しくなった。
会場には当時の仲間たちも多くおり、全員から「前よりも若くなった」「見た目30代後半だったけど、30代前半に変わった！」と言われて早く実年齢に近づけたい、、と感じたのは一旦いいとして、
本日もうしこたま強く印象に残ったのは、もうなんといっても新郎側の友人（というか広告代理店D社の先輩後輩同僚）の濃さ。
ノリも余興も会話も、何もかもクオリティが高い。
私はあんなノリとかがとてもとても苦手で、正直あの中に馴染める自信が全くない。あの感じが、正直とても嫌いだ。
ただ、それを行う人たちが嫌いというのとは違う。
むしろ、本当に尊敬する。自分にはできないからこそ、尊敬する。
どうやったらあんな風になれるのか、どうやったらあんなクオリティを出せるのか、それに対して本当に憧れる。
無い物ねだりかもしれないけれど、生まれ変わったら、あんなところに馴染めてかつ最高に楽しめる自分になりたいなと、心の底から思うのだ。
今日記したいのは、彼らの、その原動力だ。
今宵はそれがとても気になって、新婦である友人をお祝いしながら、
横目でずっと彼らの言葉、行動を追いかけながら、今宵を過ごしていた。
もともとそんなノリが好き、という前提はあるのかもしれないけれど、その言動には何かの共通項があるはずだ、、、
と思いながらも、途中までは全然分からなかった。
もはや途中では、「これはやはり自分には無理だ。それでいいや。」とかワインを飲み酔いながら思ってしまう自分もいたのだが、最後の最後で、自分なりに気がついた。
『1人1人が自分なりに持っているリーダーシップ像と、組織が求めるリーダーシップ像、この２つを掛け合わせた指標像とその結果が、この新郎とその友人たちはものすごく近い』のではなかろうかと。
その結果、この新郎とその友人の言動が生まれているのだ、と。
「心の知能（ＥＩ：Emotional Intelligence）」という概念がある。
これは、卓越した仕事ぶりやリーダーシップを可能にする項目を明確にしている指標のこと。
EIは、自己認識・自己管理・社会性・人間関係管理、という4つの領域から成り立つものと定義され、またこの4領域の中には、後天的に習得できる12のＥＩ特性があると定義されている。
それが、こちらだ。
http://www.dhbr.net/articles/-/4719
優れたリーダーたるには、どのスキルも等しく最優先の強化事項としなければならない、、、
というのがこの指標の前提ではあるのだが、私はそれに対して若干異なる意見を唱える。
この「心の知能」、世界中誰しもに当てはめられる指標ではあるのだが、
そもそも1人1人の人間がなりたいと思うリーダー像はそれぞれ異なり、その当事者が属する組織が構成員たちに求めるリーダー像というのも各組織によって異なるのだから、単なる10段階のスケールとかでは測れないのではなかろうか。
とすると、この4領域と12特性それぞれにはそれ自体に完成度の評価があるのと、各者・各組織の方向性への合致度の評価があると仮説を立てる。
こんな感じ。
で、これが１２こ分、3Dのように連結しているイメージだ。これで、『1人1人が自分なりに持っているリーダーシップ像と、組織が求めるリーダーシップ像、この２つを掛け合わせた指標像とその結果』が可視化される。
こんな感じ。（パワポの整列機能で仮に作成してみた）
とまあ、かなり自論がすぎるが、この3Dのような指標群とその結果がかなり似通っている、というのが今宵の新郎とその友人たちの言動の背景にある共通項だ。
それがどんな指標群でどんな結果なのかはわからないが、これが似通っている場合、そこに独自の空気感というか、ノリが発生するのではなかろうか。
、、、結論、友人である新婦がそんな高クオリティな余興などなどを見ながら涙し、とても、とても幸せそうだったのが本当に嬉しかったのだ。
気がつけば、昨年くらいから結婚式やパーティーへの参加が増えきて（私は現在２６歳）、私もそんな歳よのう、、、と思い耽る、そんなパーティーの後。
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