密閉電車45分〜光は救いもするが現実をも見えるようにしてしまう〜


今日、走っている電車が急に止まって、30分以上動かなくなる事態に直面しました。
しかも、満員電車。
しかも、電力もダウン。
しかも、夜。

地獄絵図と化す車内。

満員電車で空調がなくなると、すごい温度と湿度になるのですね。
全員がかなり発汗し、互いに触れたくもないけれどそれでも満員だから触れざるを得ない、気持ち悪いだけでなくさらにどんどん暑くなり、さらに気持ち悪くなり、、、

という、超悪循環。


以下の写真は、車内の様子。


もはや写真ではほぼ何も見えませんね。


どれだけ経っても、電車は動きません。

そして、ドアも開きません。


ここでぜひ思い出していただきたいのですが、線路の途中でドアを開けて前後の駅まで歩いている光景をニュースで見たことはありませんか?

あんな風にして、歩かしてくれれば良いじゃん!

私はそう思っていました。でも、電車会社のルールは知りませんがうんともすんとも何も変わらず現状維持なわけです。

アナウンスによれば、横の駅で非常警戒ベルが鳴らされたとかで電車はストップし、そのストップの仕方が急すぎたとかで電気網に悪影響があり、すぐに復旧できなかったとか。

こういう事態が起きると電車会社は大変だよなあと今までの自分は思っていましたが、実際に自分で体験してみるとほんとなんでも良いから動くかドア開けるかして欲しくて身体が崩壊しそうでした。


文明の利器に頼って生活しているからこんなことになるのですね。
電車は基本的に好きじゃないのですが、正直さらに嫌いになりました。


、、、そんなことを考えていたら、45分くらい経過してついに光が。

暗闇に一筋の光、というか凄まじい量の光。

追い込まれている時に、こんな風に救ってくれる存在って、ほんと救われるよなあ、、、

と思いに耽りながら、駅に久しぶりに到着した電車を乗客たちが駆け下りて行きます。

彼ら彼女らはどこに向かっているのか、パートナーが怒り狂うデートの待ち合わせ場所か、家族が待つ家か、腹痛を解消するお手洗いか。
よくよく見ていると、ホームやお手洗いへいくであろう道すがらでうずくまり、何やら口から、、、という方も多くいらっしゃり。

光は暗闇から私たちを救いもするけれど、さらなる過酷な現実をも見えるようにしてしまうものだな、、、としみじみ思い。


そんな、水曜の宵。

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