『ray』




本日朝に渋谷に向かうと、急に意識が朦朧とし、まっすぐ歩けなくなるという事案が起きた。
こんな感覚は久しぶりでもはや考えることも難しい状況だったのだが、なんとか会社にリモートワークの連絡をし、とんぼ返りで帰路に。

帰りのバス内の記憶はほぼなく、バス停から家の間も何度か転んだくらいしか記憶がない。
そして、正午頃にふと気がついてみると、部屋で横たわっていた。

その瞬間に頭の中を流れていたのは、BUMP OF CHICKENの『ray』。
私は8月になると、この曲を思い返す。




誰しもがそうだとは思うのだが、私も同じく社会人1年目はひたすらにきつかった。
私が前職を辞めたのは、ちょうどこの時期。8月21日だったような気がする。入社5ヶ月目だ。


ひたすら同じ事を繰り返す毎日が本当に辛く、毎日自分が何をしているのか分からなくなり、そしてまた予想を遥かに超えて仕事ができず。
そんな事を繰り返していたら夏がきた。夏になりかけの頃、数年大切にしていた人とも別れ、お盆の時期には生まれた頃から大好きだった祖母も亡くなり、そこにまた仕事が舞い込み、毎日会社に行く道中で何度も何度もお手洗いに駆け込み吐いて、体力的にも心的にも潰れながら、前職を辞めた。
確かに辞める前に今の会社に移ることは決まっていたし、ある意味自分の中で転職ロジックは立てていたし様々理由があったとはいえ、今、思う。

ああ、あの時、なんて弱かったのだろう。
だけど、あの時のあの考え、思い、体験があるからこそ、今の自分に繋がっているなあ、と。



冒頭の『ray』は、その頃の私が毎日聞いていた曲だ。
ちょっと今日はそれでも思考が回りにくいので、その曲の一部を記して終わりにしよう。


晴天とは程遠い 終わらない暗闇にも
星を思い浮かべたなら すぐ銀河の中だ
あまり泣かなくなっても 靴を新しくしても
大丈夫だ あの痛みは 忘れたって消えやしない

伝えたかった事が きっとあったんだろうな
恐らくありきたりなんだろうけど こんなにも

お別れした事は 出会った事と繋がっている
あの透明な彗星は 透明だから無くならない

○X△どれかなんて 皆と比べてどうかなんて
確かめる間も無い程 生きるのは最高だ
あまり泣かなくなっても ごまかして笑っていくよ
大丈夫だ あの痛みは 忘れたって消えやしない

ー『ray』 BUMP OF CHICKEN



※ちなみに、ご心配いただいている方もいるかもしれないが、別に今日の体調を崩したのはこんな理由ではない。それは今の私をご存知の方ならお分かりかとは思うのだが。
(午後に病院に行ったら、「いやあ、熱中症かストレスですかねえ」という曖昧なお医者さんの回答で診察が完了した)

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